エコキュートにおける井戸水・地下水の利用について
- 文斗 前田
- 6月10日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
グッドハート株式会社の前田です。
今回はエコキュートにおける井戸水・地下水の利用についてお話をしていきます。
エコキュートは基本的には水道水専用で、井戸水・地下水の利用はリスクが高く、
保証対象外となることが多くあります。
【なぜ井戸水・地下水はNGなのか…?】

原因として考えられるものは、
・スケール(ミネラル)詰まり
井戸水にはカルシウムやマグネシウムが多く含まれ、それがヒートポンプ内や配管で結晶化し、
目詰まりを引き起こします。
・金属腐食のリスク
硫酸イオンや酸性水質により、銅配管が腐食・穴あきする恐れがあります。
・砂や鉄分によるトラブル
微粒子や鉄分が配管やフィルターを詰まらせ、メンテナンス頻度が上がります。
【各メーカーごとの対応状況】
・パナソニック:全機種対応。ただし、水質検査合格+公式認定書が必要。
合格なら3年間のスケール詰まり保証つき
・ダイキン:全機種対応。独自基準の水質検査合格で設置可能。水熱交換器の3年保証あり。
検査費は約16,500円(税込)
・日立:一部モデル(ナイアガラタフネス)対応、水質基準(硬度200 mg/L以下など)を満たせば使用可
・長府製作所:対応機種あり。セラミックボールによる水処理システム搭載モデル。
水道水基準+保証あり。鉄分多い水には注意
【エコキュートにおける井戸水・地下水の利用についてのまとめ】
・井戸水そのままでは使用不可。普通のエコキュートでは保証対象外です。
・対応メーカー+水質合格+追加設備が揃えば、利用可能で保証も得られます(主に3年間)。
・導入には時間(1〜3週間)と追加コストがかかりますが、条件をクリアすれば問題なく使用できます。