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【ヒートショックについて】

こんにちは。エネルギー事業部の川野です。

日中はまだまだ暑いですが朝晩が冷え込んできました。給湯器の不具合も徐々に増えてきました。買替をご検討の際は是非グッドハートまでお問い合わせ下さい。

さて今回はヒートショックについて情報を共有できればと思います。

11月に入り中々寒くならないかと思えば朝夕の気温は寒くなり、温暖化や気候の変化が甚だしくなってきました。

これも「地球沸騰化現象」の影響でしょうか?非常に考えさせられる問題かと改めて思います。

今回は特に外気温が低くなる12月から急激に増えていく入浴事故の「ヒートショック」を題材にさせて頂きました。温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動する事が原因となり起こる心筋梗塞、不整脈、脳梗塞や失神による溺死が典型的な例になります。


主に浴室内での健康被害です。年間での事故数でいうと交通事故の約2倍になります。皆さんの身近にも被害に合った話があるのではないのでしょうか?

私の身近では実家のヒートショック対策としてユニットバスを設置し、浴室暖房換気乾燥機(浴乾)も設置したそうですが残念ながら母親が被害に合ったという話があります。

非常に残念な思いと共に、冷たいタイルの在来浴室からユニットバスに変えても事故は起こりうると改めて考えさせられる内容でした。せめて皆様は同じ様な事故に合わないようにと願っております。


万が一事故に遭遇した場合の対処方法も記載されていますので、ぜひご活用ください。


失神による溺死の仕組み温かい室内(血圧安定) →  寒い脱衣所(血管が縮み血圧上昇) → 寒い浴室(血圧がさらに上昇) → 温かい浴槽(血管が広がり血圧低下)


上記が一般的に多い浴室事故のメカニズムになります。


お分かり頂けたでしょうか?脱衣所から浴室に入って起こっている事故ではありません。浴槽に浸かった時に起きている事故です。最終的な事故原因は「溺死」になります。

昨今のユニットバスは洗い場の床もそれほど冷たく無い構造になっていますが、安心できる物では無いという事がご理解頂けるかと思います。私ども商品を扱う立場からの対策を上げさせて頂きたいと思います。

①浴乾の有効活用冬場はお湯をためる際にスイッチをつけて下さい。

その後は最初に入られる方がスイッチを消す等の決め事を作って頂けると低リスクになるかと思います。

②浴乾が付いてない場合は浴槽のふたを外しておく湯張りをする際に蓋を外しておくと蒸気が立つ為浴室内が若干寒暖差が少なくなります。

その際に換気扇を止める事も必要かと思います。

③シャワーでお湯を浴室内にかける寒暖差を無くす為です。

事故を発見した場合入浴者を浴槽から出せるようであれば救出する。

出せないときは、ふたに上半身を乗せるなどして沈まないようにする。

直ちに救急車を要請する。浴槽から出せた場合は、両肩をたたきながら声を掛け、反応があるか確認する。

反応がない場合は呼吸を確認する。呼吸がない場合には胸骨圧迫を開始し、救急車の到着まで続ける。

人工呼吸ができるようであれば、胸骨圧迫30回、人工呼吸2回を繰り返す。

高齢化社会になっていく為重要な知識となっています。また、40代での事故もあるようです。

これからも情報を発信できればと思います。

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